交通事故多発警報の発令及び交通事故防止対策の強化について
警視庁交通部長 渡邉晃
時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
貴台には、平素から交通安全活動をはじめ警察業務の各般にわたり、格別のご理解、ご協力を賜っておりますことに対しまして心から御礼申し上げます。
さて、ご案内のとおり警視庁では、本年下期の交通事故防止対策として、
Tokyo Safty Ride 〜二輪車・自転車事故防止対策〜
を貴協会をはじめとする関係機関・団体の協力をいただきながら推進しているところであります。しかしながら、7月4日(金)から12日(土)までの9日間に連続16件(16人)の交通死亡事故が発生しており、今後、更に発生が懸念されるところであります。
特に、幹線道路における歩行者、二輪車及び自転車の死亡事故が増加しており、事故の原因を見ますと歩行者の横断中や車道での寝込み等による事故、二輪車では交差点での事故、また、自転車では前方不注意による事故が目立っています。
この厳しい状況を踏まえ、警視庁と東京都では都民の注意を喚起するため、7月11日(金)に「交通死亡事故多発警報」を発令し、当庁においては、増加傾向にある交通死亡事故に歯止めをかけるため、街頭活動を強化し、取締り等諸対策を実施しているところであります。
貴台におかれましては、このような状況をご賢察いただき、傘下各事業所の職員一人一人の方々に対して、再度、交通安全についての呼びかけを実施していただく等、交通事故防止に特段のご配慮を賜りますようお願い申し上げます。
<参考>
東京都内の事故発生状況については、警視庁ホームページへ
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