

東京路線トラック協議会 城南グループにおける廃棄パレットリサイクルのしくみ 写真
東京路線トラック協議会は、昨年から環境対策委員会で取り組んできた使用済み木製平パレットのリサイクル処理に着手する。当面は、京浜トラックターミナル及び東京貨物ターミナルに入居する会員を対象に、平成16年1月19日(月)から使用済み木製平パレットリサイクル処理のテスト運用を開始するが、3ヶ月間のテスト運用を検証しながら順次、葛西トラックターミナル、足立トラックターミナル、板橋トラックターミナルにも同システムを展開する予定である。リサイクル処理で提携する業者は、神奈川県横浜市金沢区鳥浜町17番地3号所在のベンチャー企業「萬世リサイクルシステムズ梶i社長 藤枝慎治氏)」であり、同社が定期的にトラックターミナル入居の会員(事業所)を巡回して使用済みの廃棄木製平パレットを回収し、製紙チップや燃料チップに加工する。
使用済みのパレットの廃棄処理については、これまでも運送事業者の悩みの種であったが、昨年6月、青森県と岩手県の県境で産業廃棄物の不法投棄が問題化したのを受けて、東京路線トラック協議会
運賃制度・秩序確立合同委員会において使い捨てパレットの廃棄処理について意見が出され、同協議会 環境対策委員会の課題に取り上げて会員からのアンケート調査などを行いながら、リサイクル処理に向けて検討を加えてきたものである。
公共のトラックターミナルにおいて廃棄パレットリサイクル処理を手がけるのは業界初の試みであり、今後は、木製平パレットだけではなく、使用済みの梱包フィルムなどにも拡大したリサイクル処理を計画している。今回のリサイクル処理のしくみ概要は以下のとおりである。


|